MLBの労使交渉関連まとめ@3月11日
2022年3月10日(日本時間3月11日)合意
2022年3月9日(日本時間3月10日)対面交渉
2022年3月8日(日本時間3月9日)対面交渉
グレープフルーツ・リーグとカクタス・リーグ開幕を3月18日まで延期と発表
2022年3月3日(日本時間3月4日)2日ぶりの対面交渉
2022年3月1日(日本時間3月2日)MLBと選手会が15度目の交渉
2022年2月28日(日本時間3月1日)MLBと選手会が14度目の交渉
2022年2月27日(日本時間2月28日)MLBと選手会が13度目の交渉
2022年2月26日(日本時間2月27日)MLBと選手会が12度目の交渉
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年俸総額(ぜいたく税基準額)
MLB:2022年2億1400万ドル、2023年2億1500万ドル、2024年2億1600万ドル、2025年2億1800万ドル、2026年2億2200万ドルを提示
選手会:2022年2億4500万ドル、2023年2億5000万ドル、2024年2億5700万ドル、2025年2億6400万ドル、2026年2億7300万ドルを提案 -
ぜいたく税基準額の閾値を超えたチームの税率
MLB側は上限超過の際のペナルティ税率を引き下げることで譲歩したものの、旧労使協定と比較して罰則が強化されており、選手会は反発している。
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「スーパー2」の資格を拡大する割合を変更
MLB:22%
選手会:35%(前回より40ポイント引き下げ) -
収益分配資金の削減
選手会:3,000万ドル(当初より7,000万ドル引き下げ)
MLB:拒否 -
マイナーリーグへの移籍
MLBは、マイナーリーグへの移籍を毎シーズン5回までとすることに合意した。
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ドラフトの上位指名権
MLBは上位6人の指名権を与えるドラフト抽選を提案し、選手会のプランの一部を、リーグ独自のものに加えて実施することに同意した。
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サービスタイムのボーナス
MLBは、各リーグの新人王投票で1位または2位になった選手には、1年間のサービスタイムを与えることに同意。
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プレーオフ枠
ドラフト抽選とサービスタイムの提案と引き換えに、MLBは14チームのプレーオフ枠拡大(選手会提案は12チーム)と、45日前の予告でフィールド上のルール変更ができること(現行システムでは選手会の同意か予告から丸1年を必要とする)を要求。
2022年2月25日(日本時間2月26日)MLBと選手会が11度目の交渉
グレープフルーツ・リーグとカクタス・リーグ開幕を3月7日まで延期と発表
連続5日目。
2022年2月24日(日本時間2月25日)MLBと選手会が10度目の交渉
2022年2月23日(日本時間2月24日)MLBと選手会が9度目の交渉
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最低保証年俸額
MLB:2022年を64万ドルに引き上げ(前回より1万ドル増)、毎年1万ドルずつの昇給、もしくはメジャー登録年数による変動制を提案
2022年2月22日(日本時間2月23日)MLBと選手会が8度目の交渉
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「スーパー2」の資格を拡大する割合を変更
選手会:75%(前回より5ポイント引き下げ)
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ドラフトの上位指名権の抽選対象チーム数
選手会:7チーム(前回より1チーム減)
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最低保証年俸額
選手会:2022年の77万5,000ドルから年3万ドルずつ増やして2026年には89万5,000ドルとする
2022年2月21日(日本時間2月22日)MLBと選手会が7度目の交渉
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調停前の選手にボーナスを支払う「ボーナスプール」の金額
MLB:2,000万ドル(前回より500万ドル増)
選手会:1億5,000万ドル -
ドラフトの上位指名権の抽選対象チーム数
MLB:4チーム(前回より1チーム増)
選手会:8チーム
2022年2月18日(日本時間2月19日)グレープフルーツ・リーグとカクタス・リーグ開幕を3月5日まで延期と発表
2022年2月17日(日本時間2月18日)MLBと選手会が6度目の交渉
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「スーパー2」の資格を拡大
サービスタイム2年以上の選手のうち、調停権を取得できる選手の割合を上位22%から80%に拡大
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調停前の選手にボーナスを支払う「ボーナスプール」額の引き上げ
前回までの要求1億ドルから1億1,500万ドルへ引き上げ
2022年2月12日(日本時間2月13日)MLBと選手会が5度目の対面交渉
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合意に至らず
両陣営の間には、ぜいたく税の課税基準と税率に関しては大きな隔たりがあり、収入分配やサービスタイムの操作に関する選手会の主張への対処方法に大きな相違があった。MLBは、年俸調停資格の拡大や収入分配の削減には依然として反対していると述べた。
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スプリング・トレーニングの延期が確実視
開幕は3月31日、選手の年俸が発生するのはレギュラーシーズンに入ってから。21〜28日間のトレーニングが必要で、さらにCOVID-19のプロトコルに従わなければならないことを考えると、予定通り開始するためには、2月末か3月初めまでに合意が必要である。
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年俸総額(ぜいたく税基準額)
MLB:2億2,200万ドル
選手会:2億4,500万ドル -
最低保証年俸額
MLB:63万ドル
選手会:77万5,000ドル -
調停前の選手にボーナスを支払う「ボーナスプール」の金額
MLB:1,500万ドル
選手会:1億ドル
MLBは、2022年から26年までの5年間で、調停前選手が受け取る金額が2億ドル増えると試算している。年間約30人の調停前選手が、WARやオールMLBチームへの選出、最優秀選手などの評価に基づいて、より多くの収入を得ることになる。 -
ぜいたく税基準額の閾値を超えたチームの税率
MLBは、最初の閾値を超えたチームの税率を20%から50%に、2番目の閾値は32%から75%に、3番目の閾値は62.5%から100%に引き上げることを提案している。
球団は依然として金銭以外の罰則を要求しており、組合は厳しすぎると考えている。 -
ぜいたく税基準額の閾値を超えたチームのドラフト指名権
MLBは、最初の閾値を超えた場合に3巡目の指名権を失うという計画を取り下げたものの、2番目の閾値を超えた場合には2巡目の指名権を失い、3番目の閾値を超えた場合には1巡目の指名権を没収するという案を示している。
組合は、球団がドラフト指名権を優先して、閾値を超えないようにすること=年俸総額を抑えることを恐れている。 -
サービスタイム操作の疑惑への対処
MLBは、最初の3シーズンの選手の成績に対して、アマチュア1名、国際1名のドラフト指名権を与えることを提案した。選手会は国際ドラフトに反対している。
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マイナーリーグへの移籍
MLBは、マイナーリーグへの移籍を毎シーズン5回までとすることを提案した。
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ドラフト指名されたアマチュア選手の保証
MLBは、ドラフト前の身体検査プログラムに参加したドラフト指名アマチュア選手には、ドラフト後の身体検査で不合格にならないことを条件に、少なくとも75%の契約を保証すると申し入れた。
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ドラフトの上位指名権の抽選対象チーム数
MLB:3チーム
選手会:8チーム -
プレーオフ枠
MLB:14チーム
選手会:12チーム -
ユニフォームの広告パッチ
MLBはユニフォームの広告パッチを希望しており、選手会は全体的な合意を条件として受け入れるとしている。
2022年2月10日(日本時間2月11日)オーナー会議&コミッショナーが記者会見
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スプリング・トレーニングの延期は正式発表せず
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レギュラー・シーズンは予定通りに開幕させる方針であることを強調
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ユニバーサルDH制の導入に合意
ナショナル・リーグにDHをフルタイムで導入
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FA移籍によるドラフト指名権補償の撤廃に合意
クオリファイングオファーを提示してFAになった選手が他球団と契約した際のドラフト指名の補償制度を今季から廃止することで合意
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次回の労使交渉は2月12日(日本時間13日)
選手会との隔たりが大きいとみられる課徴金(ぜいたく税)の対象となるチーム総年俸や最低年俸、年俸調停の権利取得条件などの主要な経済問題の対案を選手会に提示予定
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#Rays player rep Tyler Glasnow says players are “very unified” heading into Saturday’s negotiations with owners. #MLBlockout pic.twitter.com/nWE2Ga3hGW
— John Romano (@romano_tbtimes) February 11, 2022
"Very engaged. I think everyone wants the season to start" - Tyler Glasnow from the MLBPA meetings pic.twitter.com/24fRcuUpMt
— SNY (@SNYtv) February 11, 2022
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Logan Webb was the only MLB pitcher to hit for the cycle (single, double, triple, homer) in 2021 𝙤𝙫𝙚𝙧 𝙩𝙝𝙚 𝙘𝙤𝙪𝙧𝙨𝙚 𝙤𝙛 𝙩𝙝𝙚 𝙚𝙣𝙩𝙞𝙧𝙚 𝙨𝙚𝙖𝙨𝙤𝙣 (Shohei Ohtani didn't triple as a pitcher).
— Codify (@CodifyBaseball) February 8, 2022
His reward? 4 postseason pitches from Graterol at 101 MPH.
🔥⛽️🔥 https://t.co/ZFj0fe9dNf
With Rob Manfred stating earlier that the universal DH has been agreed upon, Logan Webb has officially hit the final home run by a primary pitcher in Major League Baseball history! pic.twitter.com/lNGX48wqYL
— Baseball Quotes (@BaseballQuotes1) February 10, 2022