大谷翔平がMLBのスタットキャスト・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出
大谷翔平は、スタットキャスト・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
スタットキャスト・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー:大谷翔平(エンゼルス)
大谷は今シーズン、スタットキャストを破った。彼がエリートである理由を示すスタッツはいくらでもあるが、最もクールなのはやはり、今年最初の二刀流の試合で、100.6マイルの投球と115.2マイルの本塁打を同じイニングで達成したこと。スタットキャスト導入以降、同じ試合で100マイルの投球と110マイルの打球を記録した唯一の選手となった。
ヒッター・オブ・ザ・イヤー:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
ナショナル・リーグの本家MVPのハーパーは、ナショナル・リーグのスタットキャストのMVPでもあった。スタットキャストのコンタクトの質に関する指標では、ハーパーはリーグのリーダーボードのトップだった。打率期待値.301、長打率期待値.610、wOBA期待値(コンタクトの質+三振+四球).430と、スタットキャストの総合的な攻撃指標でメジャー1位を獲得した。
大谷翔平のwOBA期待値は.408で、8位にランクインした。
ピッチャー・オブ・ザ・イヤー:コービン・バーンズ(ブルワーズ)
ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞もスタットキャストと一致している。バーンズは今シーズン、防御率2.43を記録してMLBの最優秀防御率を獲得した。そして、彼が許したコンタクトの質に基づいた彼の防御率期待値はさらに低かった。バーンズの2021年の防御率期待値は2.00で、選考対象先発投手の中では圧倒的に低い(厳密にはジェイコブ・デグロムの方が低いが、バーンズと比べて打者との対戦数が半分以下だった)。
大谷翔平の防御率期待値は3.35で、実際の防御率は0.17下回る3.18だった。
リリーバー・オブ・ザ・イヤー:ブレイク・トレイネン(ドジャース)
スタットキャストでは、投球されたすべての球種(ボール、ストライク、三振、ホームランなど)の結果を考慮して、シーズン中に投手がどれだけチームの失点を防いだかを測定する「ラン・バリュー」を算出している。トレイネンのラン・バリューはマイナス32で、リーグ屈指の先発投手と肩を並べるレベルで攻撃を抑えたことになった。
最も成長した選手:ジョーイ・ボット(レッズ)
最も強くボールを打った打者:ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
最も遠くに飛ばした打者:ミゲル・サノー(ツインズ)
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最も選球眼のいい打者:フアン・ソト(ナショナルズ)
最速の男:トレイ・ターナー(ドジャース)
火の玉ボール:エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)
遅い球:ブロック・ホルト(レンジャーズ)
ベストピッチ:ケビン・ガウズマン(ジャイアンツ)のスプリット
最もアンフェアな種:ジェイコブ・デグロム(メッツ)のスライダー
最も美しい球:チャーリー・モートン(ブレーブス)のカーブボール
ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー:ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)
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最もRangy(届いちゃう?)な外野手:マニュエル・マルゴー(レイズ)
最強の肩:フェルナンド・タティス Jr.(パドレス)
キャノンの捕手:ホルヘ・アルファーロ(マーリンズ)
タティスJr.が遊撃手のキャノンだとしたら、捕手のキャノンはアルファーロだ。今シーズン、90マイル以上の送球で3つのアウトを記録した。その中には、7月末に捕手としては最速を記録した90.5マイルの盗塁阻止も含まれている。アルファーロは、ヤンキースのタイラー・ウェイドが自身の平均以上の秒間28.8フィートのスプリントスピードだったにもかかわらず、完璧なスローイングで刺した。