HOME » MLB » 大谷翔平 » 9回裏2アウトから起死回生の同点二塁打→サヨナラのホームイン:大谷翔平の成績〈エンゼルス5×-4ナショナルズ〉2022年5月8日(日本時間9日)エンゼルスタジアム

3番DHで出場。2―4の9回裏2アウト一・三塁で迎えた第5打席、左中間フェンス直撃の2点二塁打を放って同点に追いつくと、続くレンドンのセンター前ヒットで二塁から一気に生還。逆転サヨナラ勝利となるホームイン。4打数1安打2打点1四球だった。
2022 Batting Game Log
Rk Gcar Gtm Date Tm Opp Rslt Inngs PA AB R H 2B 3B HR RBI BB IBB SO HBP SH SF ROE GDP SB CS BA OBP SLG OPS BOP aLI WPA acLI cWPA RE24 DFS(DK) DFS(FD) Pos
2943830May 8LAAWSNW,5-4CG541110021010000000.235.302.383.68431.850.4482.160.31%1.4213.0019.20DH
18-11126115202750416112310002242.235.302.383.684.890.281.930.22%0.08233.00309.00
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Generated 5/9/2022.

第1打席

第2打席

第3打席

第4打席

第5打席

Condensed Game: WAS vs. LAA- 05/08/22

Happy Mother’s Day! The Angels came back in the ninth with two outs to take the series win over the Nationals. Anthony Rendon hits a walk-off single followed by Shohei Ohtani’s game-tying double. What a win!
"The last couple games, I've actually been feeling better,” Ohtani said through interpreter Ippei Mizuhara. “I've been getting a better angle on the balls that I'm hitting and they're going in the air. So I think in a few more days, I should be able to get there."
<エンゼルス5-4ナショナルズ>◇8日(日本時間9日)◇エンゼルスタジアム エンゼルス大谷翔平投手は母の日に「3番DH」でナショナルズ戦にスタメン出場。2-4で迎えた9回裏2死一、三塁の好機に中越えへ同点の2点二塁打を放った。大谷は続くレンゾンの中前適時打でサヨナラのホームイン。劇的な勝利に喜びを爆発させた。
サヨナラ打を放ったレンドンは「このチームと攻撃陣の何が楽しいかって、どんな時でも爆発できるというところ。序盤に火がつき、その後投手陣がシャットアウトという試合もあれば、8回まで抑えられていたのにそこから爆発して勝利する試合もあるからね」と満足げだった。
メジャーでこれだけ喜びを表現した瞬間はあっただろうか。そう思わせるほど、感情があふれ出ていた。手術や故障を繰り返し、ふがいないシーズンを送った最初の3年。4年目、二刀流で歴史的な活躍を見せても、負けることが多かった。自らのパフォーマンスと勝敗が合致しなかった4年間。だが今季は、昨年までとは違う。打てば勝つ確率が高くなる上に、打てなくても全員野球で勝ちきる。求めていたチーム全体の“強さ”が形になり始めた。
――打者としての調子が戻りつつあると感じるか 大谷「ここ数試合は感じ的には悪くないので、良い感じに打球も上がってますし、あともうちょっとかなという感じなので、少し我慢が必要かなと思います」 ――サヨナラのホームを踏んだ 大谷「最後の(ホームに)突っ込むところだけ考えて、2アウトだったので、いいスタートを切ること、いいベースランニングすること(を意識した)。いい打球だったので、ほぼ間違いなくかえれるかなと思ってました」
「ここ数試合は(自身の打撃について)感じ的には悪くないので、良い感じに打球も上がっていますし、あともうちょっとかなという感じなので、少し我慢が必要かなと思います」「最後の(ホームに)突っ込むところだけ考えて、2アウトだったので、いいスタートを切ること、いいベースランニングすること(を意識した)。いい打球だったので、ほぼ間違いなく(ホームに)かえれるかなと思っていました」。右足を伸ばして滑り込むと間一髪のタイミングでセーフとなった。右拳を振り下ろして叫ぶとサヨナラ打のレンドンのもとに駆け寄った。
2点を追う9回2死一、二塁で迎えた4打席目。凡退すればゲームセットとなり、首位から2位に転落するという局面だった。3打席目までは無安打だった大谷。1ストライクから右腕・レイニーのスライダーをはじき返すと、中堅手の頭を越えてフェンスに直撃する2点適時二塁打となり、追いついた。二塁上でガッツポーズを決めて笑顔を見せると、続くレンドンの中前適時打でサヨナラの生還。際どいタイミングだったが、俊足を飛ばしてスライディングを決め、またしても感情が爆発して大興奮でド派手なガッツポーズを決めた。
2点を追う9回2死一、三塁という絶好機で打席に立ち、球場は一気に盛り上がった。右腕・レイニーに対して初球からフルスイング。2球目のスライダーを捉えると、中堅フェンスに直撃して同点に追いついた。さらにレンドンの中前適時打で二塁から激走。クロスプレーとなったがスライディングでサヨナラのホームを踏んだ。
米野球専門ポッドキャスト『Talkin’ Baseball』は公式ツイッターで「我々は勝ち組になったことでショウヘイ・オオタニの違う一面を見られた」とレポート。さらに米放送局『Fox Sports』のアナリストで、大の大谷マニアとして知られるベン・バーランダー氏は、興奮気味に言葉を投げかけている。 「このスピード、この感情、このショウヘイ・オオタニ、そしてエンジェルス。本当に特別だ」
「ショウヘイはショウヘイだ。そうだろう? 彼はああいうことがいつだってできる」「これが勝てるチームというもの。ロースター全員が貢献しなければいけない。(9回1死から四球を選んだ代打)レンヒーフォは素晴らしい打席、メイフィールドも2打点。野球はチームゲームだ。勝つにはこういうことが必要だ」
「今季は最初からこういうことを目指していた。誰かがだめなら次がやっていこう、とね。今夜は勝ってシリーズを勝ち越せたことがただただ嬉しい」「みんな僕らについてきてくれ。これからもわくわくするような試合をみせるからさ。すべてのお母さんたち、テキサスの母、そして妻に、母の日おめでとう。みんな愛してるよ」
「ショウヘイがフェンス越えを打てば良かったんだけどね」  もちろん冗談半分ではある。だが、決勝打を放った31歳は、2019年シーズンまでナショナルズでプレーしていたため、レイニーは元同僚の関係にあり、対戦は心苦しいものが少なからずあったのかもしれない。「俺はレイニーの背後でプレーしていた頃から、素晴らしい速球と破壊的なスライダーを持っていることは知っていたよ」と語っている。
「ここ数試合は感じ的には悪くないので。いい感じの打球も上がってますし、あともうちょっとかなという感じなので。少し我慢が必要かなと思います」「最後はもう突っ込むことだけ考えて。2アウトだったので、いいスタートを切れるように。いいベースランニングをする。いい打球だったので、ホームには間違いなくかえれるかなと思っていました」
ー9回の攻撃について マイク(トラウト)が三振に倒れ、ショウ(翔平)は苦しんでいたが、フェンスまで飛ばした。そしてトニー(レンドン)が決めてくれた。トラウトがいてオオタニ(大谷)がいてレンドンがいる。これが我々のこの打線の美しさだ。 ー逆方向への打球が増えていることについて 彼がフィールドの左側に打ち出した時がサインだ。彼はそれに従おうとしている。たくさん飛球が出だしているのはOK。そうなりだしている。今彼が試みていることが私は好きだ。
二塁ベース上で右こぶしを2度振り下ろし、三塁側の自軍ベンチの仲間たちに向かって絶叫した。「カモーン!」大谷の口はそう言っているように見えた。初球154キロ直球を豪快に空振りして不穏な空気が漂ったが、立て直した。内寄り低めの143キロのスプリットにバット一閃。初めて見る変化球を待っていたかのようなスイングで完璧にとらえる。時速163キロの高速打球が中堅手の左を抜けてフェンスを直撃した。起死回生。地元ファンが合唱したMVPコールにこたえてみせた。
クラブハウスで、イグレシアスのロッカーは出入り口付近にある。大谷が試合後、帰り際に「さよなら」と日本語で声をかける場面を見たこともあった。好調なチームを支える2人の絆が紡ぐ物語。この日は、オルテガとバリアが中継ぎで踏ん張り、大谷が値千金の同点二塁打。「チーム・ジャパン」の勝利となった。
ボールカウント3‐2からの6球目、放たれた強烈な打球がエンジェルスの三塁側ベンチの中へ飛び込んだのだ。この一打にダグアウトにいた各々は、全力で身を守る行動をとった。大谷も例外ではなく、自らの頭を手で覆い、体を小さくして、くるっと顔をグランドから背けた。
一夜明けてもファンの興奮は収まらず、動画の再生回数がとんでもないことになっている。最も多いのがMLB公式ツイッターの「ショーヘイから出るエモーション大好き!」と題した40秒のハイライト動画は試合終了から24時間が経過した9日午後9時(同10日午前10時)時点で、再生回数は63万7000回。他の動画を圧倒している。二塁打を放った大谷の走塁をクローズアップしたもので、二塁ベース上で何度もガッツポーズ、口元は「カモン~」と叫んでいるように見える。さらにレンドンの中前打で一気に生還後、大きく右腕を振り下ろして絶叫。全身で喜びを表現した。

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